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執筆者の写真clue journey

僕の一年っていくらだろ。

小説や漫画、映画、ドラマ、アニメ、もしかしたら僕が作っている音楽も。

現実には実際に存在していないフィクション作品って、

それ自体に意味ってあるのかな、って思ったことないですか?


現実的、一般的にはそこに意味なんて無いのだと思います。

(思いますって言ってしまってる時点で一般的ではないのだけれど)


だいぶ大雑把というか、抽象的(?)な事を言ってしまいましたが、

僕が言いたいのは受け手がそのフィクションに意味を作ってるんじゃないかなって事です。


もちろん生み出す側には、いろんな思いを持って生み出している方もいらっしゃれば、本当にただ自分の中のものを垂れ流しているだけの人もいると僕は思っていて。それはどちらも間違ってなどいないと思います。


だけど、フィクションであることには変わりはない。嘘なんです。

元々はこの世には無いものなんです。


それを受け手側が読み、観、聴き、何らかの影響を受けたり、

感情を動かされたりする。


これってすごいことなんじゃないかと思うんですよ。


実際に今、僕が感情を動かされてこの文章を書いています。

はい、これイントロです。


後輩に借りた、


原作 三秋 縋 『三日間の幸福』 / 漫画 田口 囁一

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。


という漫画を読みました。


感情を動かされた、と言いましたがこの表現はなにか違って、

胸がいっぱいになった、という方がしっくりきます。


元々、物語から何か教訓を得る、みたいなことが苦手で、今回もその類いのことは書きませんが、少しだけ何か吐き出させてください。

(ここからはネタバレあるかも)



人を幸せにするって最上級に難しくないですか?


だって、自分のことを、自分の人生でさえも120%幸せ!なんて言い切れないのに、そんなこと可能なの?って感じじゃないですか。


僕自身、やりたいことをやってその志半ば、もしくは最絶頂で死にたい願望がちょっとあるんですけど、先のことって不安じゃないですか?

今年、コロナウィルスが流行ったようにこの先何が起きるかわかんない。

そういう時とか、自分が手をつけていることがうまくいってない時って他の人や物に当たりたくなることだってあると思うし、不安が積み重なっていくペース(量?)も早いと思うんですよ。心が荒む。


そんな時状態を変えてくれるのって人だと思うんですよね。


良くも悪くも変えてくれると思う。


不安が積み重なっている人からあたられてる側の人も、その人の人生を生きていて、

その人が他の人から慰められたりしていて。


全部繋がっているんですよね。


だったらせめて、自分が大切に思っている人、今も話を聞いてくれてる人、繋がってくれてる人には優しい気持ちになって欲しい。嫌な思いをして欲しくない。


そういう思いからの行動が人を幸せにすることの第一歩だと思います。


人を幸せにする って、大それたことじゃなくて、そういう身近な人への好きって気持ちが重なって、結果、たまたま生まれることなのかなって。


当たり前のことを言ってますが、そういう当たり前の気持ちにさせてくれる素敵な作品でした。出会えてよかった。

みんなもぜひ読んでみてね。


...........................ネタバレなんてなかったな。


こんな感じで大回りに大回りを重ねて偉そうなことを言うだけのときもありますが、また読みに来てくれると嬉しいです。また素敵な作品に出会えたら日記書きますね。


たかみ

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