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  • 執筆者の写真clue journey

いたいことは案外普通だ

こんにちは、たかみです。


先日、映画「青くて痛くて脆い」を観てきました。

ので、ここからは内容に触れながらつらつらと書きます。


映画を観る前に小説を読んだんですけど(読み終わったのは映画を観た数日前)、そんな僕でも不満もなく観終えられました。何様だって感じですけど、小説の実写化ってそういう問題がつきまといますからね。とりあえず報告といった感じです。


と、思っていたらこんな記事を見つけまして...



本人が最初からしっかり携わってるなら流石にそうだよね、あはは...


この記事も含めて少し感じたことを書き留めますね。


住野よる先生の小説をまだ2冊(もう一冊は膵臓)しか読んでないから、言い切るのはちょっと憚られるんですが、どちらの物語の主人公も自意識が本当に目立つなと、くてくて(「青くて痛くて脆い」を略すとこうなるらしいです)を読んだあとに思っていて。


それがまた今の時代を表しているような気がします。


それと、とっても男の子だなあって思うんです。


映画は同級生、後輩の女の子たち3人プラス僕で観に行ったんですけど、

観終わったあと、「気持ち悪かったねえ、吉沢亮でギリだ」みたいなことを言っていて。(言い方はもっと違うからね)


僕もある程度は感じてはいたけれど、そこまでではなかったんですよね。

まあ、感じ方は人によるってのは当たり前だし百も承知なんだけど、それでも違いを感じてしまって。


そこでふと、自分の居場所がなくなっていく、自分だけの役割だったはずのものが、簡単に他人にとって代わられることの恐怖、喪失感っていうものを僕がかなり気にしてるのかものなって考えが浮かびました。


単純に主人公が男の子だったから、僕が感情移入しちゃってるってのもあると思います。


ただ、くてくてを読み終わった(観終わった)あとに感じたものって、僕は結構自分の中にあるものと似たものだな、わかるな、だったんですよね。


帰り道で一緒に映画を観た中の一人が、同じようなことを言ってました。「楓(主人公)は私たちなんだろうね」みたいな。(たぶん)


実際に自分があそこまでの行動を起こすことはないけれど、きっと誰しもあの場所に居たかったなって思う場所はあって、

寂しくて悲しくて、まだそこに居たくて、でももう自分がいた場所にはもう他の誰かがいて、しかもそれで滞りなく世界は回ってて。だから悔しくて。


でも普通の人は、だからってその世界を壊そうとして、さらに行動を移すなんてしないじゃないですか。まず、できるなんて思わない。


そこには何かしらの行動のための力が、きっかけが必要で。そのきっかけが楓の場合は、僕は就職活動における内定だと僕は推測しています。


就職活動って何社も何社も受けて、お前はいらないって言われることが何回あるかわからない、地獄みたいな言われ方をすることがよくあると思うんですけど、それが一転、内定をもらえると、少しだけ、ほんの少しだけど優越感みたいなものが感じられるんじゃないかと思っていて。


それが自分がやる、自分ならできるっていう力とかきっかけになっているんじゃないかなと僕は思います。その結果、"イタイ"行動に走るのかな。こじつけっぽいけどね。


僕自身、グループからはじき出されたり、物理的な距離で場所から遠ざかってしまったりした経験がなんどもあります。でも世界は問題なく回るんだ、僕が居なくても。


僕が大切に思っている人は、思ったより僕に寄りかかってはくれないし、その寂しさを、他の人と関わることで紛らわしたりしていて、結局その繰り返しで世界はできてる。


だからこそ、今自分のことを頼ってくれてる人を大切にしたいし、たとえ間に合わせだとしても、できる限り一緒にいられたらいいなと、当たり前の音ことを思うのです。


結局、こういうところに行き着くんだよなあ。

このブログで何かしらの作品から得た感想を、定期的に書くようにしたいなと思っているけれど、ずっと同じところに行き着いてしまいそうです。


それでもここにまた遊びにきてくれたら嬉しいです。


あ、それと最初の方にリンクを貼った住野よる先生のインタビュー、とってもよかったので皆様読んでみてください。


僕はもっとしっかり考えて物語を書こうと思いました...。

小手先で書いちゃダメだね。


monogataryというサイトでこれから少しずつ長めの作品も書きたいなと思っているので、よかったら覗いてみてください。


https://monogatary.com/user_page/story/9cf58ede-9fc9-11ea-a7a7-0242ac120003


ぐちゃぐちゃな感じになってしまいましたが、この辺で。


それではまた。


たかみ


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